終り火2020レポート
イベントレポート
更新日:2021年9月3日
Nov.6thFri – 8thSUN 2020
CRAFT&PLAY in Late Autumn BONFIRE FOR THE END OF SEASON
今年の記憶を刻む
冬の気配を感じながら
Owaribi2020 REPORT
終り火2020レポート
いくつかある季節の変わり目の中でも北海道の、特に道北の人間にとって秋から冬に変わる日は、とても特別な日だ。終り火とは、そんな一日に特別な場所で非日常的な空間で本格的なアウトドア料理やクラフト体験、氷点下の星空の下、静かに囲む焚き火でお酒と夜長を楽しむイベントである。今年で6回目の開催となる。
企画・運営:道北文化創造プロジェクトBASIS
キャンプ監修:リバートリップCAMEL 代表 辻 亮多
クラフト指導:NATURE WORKS 長野 修平
料理監修:東洋肉店 代表取締役 東澤 壮晃
フィールド提供:ファームイントント
今年もまたこの季節がやってきた。
いつものようにスケジュールはゲストが決める。
好きな時間に到着し、焚き火の周りで木を削り始めればそれが開始の合図である。
ゲストの命を守り、イベントを楽しむ上で一番重要と言っても良い、防寒を担ってくれるのは今年も北欧のアウトドアブランドである「フェールラーベン」。
また木工クラフトで必要なナイフやアックスなどは、同じく北欧ブランド「モーラナイフ」に協力をいただいた。
ゲストが作るクラフトに終りはない。
好きなだけ削ってから手を止めた時が、作品が完成した時となる。
木を削っていると時間が過ぎるのはあっという間である。
気が付くと、少し悪天候の雲の切れ間から夕日が差し込み、気温も下がってきた。
焚き火にたくさんの薪をくべ、一気に火力を上げる。
そしてそれぞれの飲み物がお酒へと変わり始めると、ここからは長い夜の時間がスタートする。
今年のゲストは、あたりが暗くなっても木を削る手が止まらない人が多い。どうやら終りそうもないので、しびれをきらせた主催者が乾杯の声をあげた。乾杯のお酒は、もちろん地元美深で醸造される白樺樹液を使ったクラフトビールである。
ディナーを担当するのは、東京のモダンオーストラリア料理店「Salt by Luke Mangan」のエグゼクティブシェフを務める福田浩二氏。
タープの外には恒例の「氷点下10℃バー」もすでに開店している。
美味しい料理とお酒を楽しみながら夜が更けると、やはり最後はみんな焚火の周りに集まりだした。この頃になるとスタッフもゲストと一緒にお酒を飲み、昨年の終り火からの一年を振り返る。空を見上げてみると、曇っていていつもの満天の星は見ることは叶わなかった。
翌朝目が覚めると、テントの外はすっきりと晴れていた。
すでに薪に火が灯り、温かなコーヒーも入れられている。
朝食は、ガイドの辻氏が作る、終り火名物「手羽先の玄米粥」。
朝ごはんを食べ終わると参加者はまた焚き火のまわりに座ってクラフトを始めたり、テントでくつろいだり、それぞれが自由な時間を過ごす。イベントの終了時間は決められていない。
お昼になる頃までに、一人、また一人と好きなタイミングで帰路に立つ。
最後の一人が会場を後にすると、ようやくイベントは幕を閉じた。
また道北には、これから長い冬が訪れる。
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